NHK BSで放送中!海外ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」の魅力

シャーロック・ホームズの冒険ドラマ

名探偵シャーロック・ホームズといえば、イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルが1887年から1927年にかけて描いた小説シリーズ。その映像版として今まで多くのドラマや映画、アニメなどが作られていますが、その中でも私がダントツで、これぞまさにシャーロック・ホームズ!と思っているのが、1984年にイギリスのグラナダTVが制作し、ジェレミー・ブレット主演の「シャーロック・ホームズの冒険」です。

全41話のこのシリーズ、NHKで何度となく放送されているので、ご存じの方も多いかと思いますが、このシリーズが好き過ぎて、これ以外のシャーロック・ホームズを受け入れられないくらいなのですが、その魅力をお伝えできればと思います。

Bitly
シャーロック・ホームズの冒険 第2弾 (字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...
シャーロック・ホームズの冒険 第3弾(字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...
シャーロック・ホームズの冒険 第4弾(字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...

ジェレミー・ブレットの魅力

シャーロック・ホームズの冒険
シャーロック・ホームズの冒険「マスグレーブ家の儀式書」より

このシリーズが魅力的な理由はたくさんありますが、まずなにより、主演のジェレミー・ブレットさんの「シャーロック・ホームズが実在したらこうでしょう!」というルックスと演技です。

背が高く細身でシャープな出で立ちと、帽子からスーツ、靴、ステッキなどの小物もとってもお洒落で、まさにスマートなイギリス紳士なルックス。

そしてエキセントリックさを際立たせる緩急ある動きと仕草、鋭い目線、語り口。事件には冷静かつアグレッシブで、時折見せる笑顔もとてもチャーミングです。

ほか俳優陣も魅力的

ほかの俳優陣もとても魅力的です。

ホームズの大事な相棒、ワトソン博士。第1・2シーズンではデビッド・バークさん、第3シーズン以降はエドワード・ハードウィックさんと変わりますが、どちらのワトソン博士も、鋭いホームズの印象を癒す、優しいワトソン博士を演じられています。ときにホームズに邪険にされることもありますが、ホームズに寄り添いサポートしながら捜査に協力し記録する、お互いの信頼感がにじみ出る、名コンビです。

シャーロック・ホームズの冒険 ワトソン役デビッド・バーク
ワトソン博士(第1・2シーズン) デビッド・バーク(右)
シャーロック・ホームズの冒険 ワトソン役 エドワード・ハードウィック
ワトソン博士(第3シーズン~)エドワード・ハードウィック(右)

そして、二人が住んでいるアパートの大家さんで、食事の面倒なども見てくれているハドソン夫人のロザリー・ウィリアムズさん。ホームズも頭が上がらない存在で、優しくも辛辣で愛嬌あるハドソンさんを演じられています。 時には事件解決に協力したりもしますが、ホームズとワトソン博士、ハドソン夫人が一緒にいるシーンは、事件の緊張した雰囲気から一転、和やかな雰囲気に包まれます。

シャーロック・ホームズの冒険 ハドソン夫人 ロザリー・ウィリアムズ
ハドソン夫人 ロザリー・ウィリアムズ

そして、ホームズの最大の宿敵、エリック・ポーターさん演じるモリアーティー教授。「赤毛連盟」と「最後の事件」の2話のみの登場ですが、雰囲気と見た目が、ジェレミーのホームズの宿敵感、満点です。

シャーロック・ホームズの冒険 モリアーティー教授 エリック・ポーター
モリアーティー教授 エリック・ポーター

ほかにホームズの兄であるマイクロフト・ホームズや、各ストーリに登場する事件の登場人物も、世界観にマッチしたリアルな人物描写で、魅力あふれる俳優の方々が多く出演しています。

舞台となっているイギリスの街がリアル

シャーロック・ホームズの冒険
街並みから行きかう人々の服装、小物など全てが雰囲気満点

舞台は1800年代後半のイギリスですが、その頃を感じさせる街並み、馬車、お店、行きかう人々、服装、食事、小道具などなど細部まで整えられていて、違和感を感じずに物語をみられます。特にファッションが素晴らしく、立場や階級などを服装やメイクでしっかり表現されています。

ストーリーと演出

もちろん多彩なストーリーや演出も素晴らしいです。舞台の描写が緻密でリアリティがあり、演者の方々の本格的な演技と相まって、説得力ある大人のドラマになっています。

個人的に大好きな「第二の血痕」という話があるのですが、事件現場から刑事が離れた隙に、絨毯の下にある床下の隠し庫を発見するシーンや、見つかった文書を依頼主に気づかれず返却し、依頼主が唖然としている所に、タバコをふかすホームズがフレームインしてくるシーンなど、神がかってるなーと思います。

NHKのベストキャスティングの吹き替え

ここも作品の質に大きく影響しているポイントなんですが、NHKの吹き替えが素晴らしいんです。声のイメージがマッチしすぎていて完璧です。特にホームズ役の露口茂さんは最高です。

ただいまNHK BSプレミアムとNHK BS4Kで全話放送中!

実は、2021年8月11日より、毎週水曜日の夜21時からオリジナルのグラナダテレビ版が NHK BSプレミアムとNHK BS4Kで 放送中です。全41話放送予定です。

シャーロック・ホームズの冒険 – NHK

放送日時:NHK BSプレミアム・NHK BS4K 毎週水曜日 夜21時~

以前のNHK放送版では放送時間の都合からカットされたシーン(この部分の吹き替えは別の方になっています)も加わっています。

昔のドラマではありますが、今見ても色褪せない、スリリングで魅力溢れるこの名作を、ぜひ多くの方に見てほしいと思います。楽しめること請け合いです!

Amazonプライム等々配信サービスでも見られますので、そちらでもぜひ!

次は各ストーリーの魅力などもお伝えしていきたいと思います。

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シャーロック・ホームズの冒険 第2弾 (字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...
シャーロック・ホームズの冒険 第3弾(字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...
シャーロック・ホームズの冒険 第4弾(字幕版)
「名探偵」の代名詞として広くその名を知られるシャーロック・ホームズ。イギリスのグラナダTVで制作されたジェレミー・ブレット主演のシリーズは、原作に最も近い“シャーロック”像として多くのファンの支持を集め、世界70か国以上で放送された。綿密な原作の研究と徹底した時代考証により再現されたヴィクトリア朝時代のイギリスの映像も...

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